プログラミングの記事をちらほら書いているので、私を情報系の大学院生と勘違いしているかたも多いかと思います。
私の専門は物理です。
私はプログラミングを学ぼうとして学び始めた訳ではないんですね。
数奇な運命から現在に至るのです。
出会い(学部2年生)
プログラミング言語との出会いは学部2年生。
単純に必修科目だったから、やるしかなかった。
正直、嫌いな講義でした。
まさかの、2コマ分の3時間でしんどかった。
しかも、言語がFortran聞いたことのない言語。
この教材とパソコンとひたすらにらめっこしてたな~
Fortranは書き方がくどいから嫌いです。
ループ、条件分岐などの基礎ぐらいで初心者に毛が生えた程度でした。
この時は理論宇宙物理に進むつもりだったのでプログラミングなんて無縁だって考えてたのでそんなに熱量も無かったです。
(理論宇宙物理:アインシュタインやホーキングのような数式でゴリゴリ計算して証明する分野)
私とプログラミングはここで終わるはずでした。。。
まさかの再会(学部4年生)
3年生の相対性理論の講義が全然分からなかった。
雰囲気しか掴めなかった。
でも、宇宙関連の研究はしたい。
そこで研究室選択となった時、実験宇宙物理学の研究室に進むことになります。
(実験宇宙物理学:実際に実験や観測をして理論物理学の学者が発表した数式が合っているか証明する分野)
因縁のFortranと再会することになります。
観測器内を再現つまりシミュレーションのためにFortranが使われていました。
シミュレーションは計算回数が多いので、Fortranの数少ない強み処理が速いってのが活きてきます。
とにかく分からないことだらけで、本やGoogleで調べたり先生に聞いたりして進めていきました。
平日は毎日、6時間ぐらい向き合っていた。
(普通の学部4年生は後は卒論だけなので、他の講義はない。)
5ヶ月ぐらい過ぎると自然と分かる様になっていた。
イメージしたことがコードにできるようになってた。
エラーは無くなったが、ここで新たな課題に直面する。
物理的な意味を保つこと、数学的に間違っていないこと。
プログラミング言語というやつは、あくまでも0と1の塊にしか過ぎない。
保持できる桁数に限度があるので、絶妙に数学に通りいってくれないところがある。
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他の言語へ(大学院1年生)
大学院生となり、早速コロナのせいで自粛をくらいます。
とても暇になり、YouTubeを見倒します。
Pythonとやらで色々できるぞと分かったので使ってみました。
そしたら、なんと簡単な事でしょう~
Fortranのようなくどい書き方の言語と違ってシンプル。
この時、初めて最初のプログラミング言語がFortranでよかったと感じました。
学部2年の頃はあんなに忌み嫌っていたのに、今となっては感謝ですよ。
まとめ
こんな感じでプログラミングを勉強してきました。
どの言語からやってもいいと思います。
どれか1つでも理解できるようになったら、2つ目以降は簡単になります。
1つ言えるのはHTMLとCSSは最初にやるなってこと。
そもそもHTMLとCSSはマークアップ言語だからプログラミングの基本のループや条件分岐がない。
HTMLとCSSが簡単だし、色んな人が勧めているけど、プログラミングの力は付かないので意味がないと思う。
他の言語を修得したら簡単に読めるようになるから後回しでいい。
プログラミングの勉強は楽しんだもの勝ち。
好きな言語を学ぶといいと思います。