「ここは今から倫理です。」って漫画が個人的に凄く響いたんで紹介してきます。
倫理とか習ったことないよって人でも大丈夫。
私も倫理を取ってなかったけど読みやすかった。
ただ、考えさせられる漫画だから、考えたくないって人は苦手かも。
どんな話
舞台はとある高校。
倫理教師の高柳が、倫理の視点から高校生たちの悩みに考え方を投げかけていきます。
高柳自身は「倫理は学ばなくても将来困る事はほぼ無い学問です。」といっています。
宗教、生き方、幸せ、ジェンダー、いのち、そういったものについて考える学問。
ほとんど役に立つ機会は無いが、いざという時に必要となる学問なのかもしれません。
高校生ならではの事件や悩みを高柳がクールに時に熱く解決していくにつれて惹かれていきます。
個人的に好きな話
この回は「いじめ」がテーマでした。
いじめられてきた谷口という生徒の「いい先生なりたい」という相談にのっていた時の話。
谷口の考えるいい先生は「いじめられっ子を救える先生」。
それに対して、高柳は1つの質問を投げかけます。
高柳が以前、学校内の喫煙可能な部屋で休憩時間にたばこを吸っていたら同僚の先生に副流煙が嫌だと怒られてしまいました。
これについて谷口に高柳自身が
- 不当に部屋を追い出されたいじめられっ子か?
- 強制的に毒を吸わせたいじめっ子か?
と問います。
「ここは今から倫理です。」1巻より
いじめられっ子が善で、いじめっ子が悪なのか?
善も悪も曖昧である。
最後に老子の言葉を用いて、善と悪について解きます。
その上で谷口にいい先生になってほしいと残していきます。
老子の言葉も非常にいいので是非読んでもらいたいですね。
まとめ
凄く役に立つ訳ではないけど、どうしようも無いとき、私たちに考え方を与えてくれる学問ってのが倫理なんでしょうね。
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ちょっと悩んでいる、解決の仕方が分からないってなった時は読んでみるといいかもしれません。